魔女が空を飛ぶのに必要なものとは?

魔女と聞けばとりわけ中世ヨーロッパをイメージする方が多いでしょう。

その中世では現代よりも人間と自然の距離がとても近く、灯りの乏しい当時の森は薄暗く、夜中などは闇に包まれ人々の侵入を阻んでいました。

森とは未知の領域、神気さえ感じさせるそんな特別な場所だったのです。

そんな森に入り、薬草を摘みに行っていた彼女たちのことを人々は畏怖していました。

魔女とは元来、薬草の知識に長けた女たちのことを指すのです。

薬草の知識に長けているだけで空が飛べる?

ヨーロッパには四月三十日の深夜に魔女と悪魔が多数集まって大騒ぎするという伝承が残っています。これをヴァルプルギスの夜と呼びます。

このヴァルプルギスの夜の開催地とされているのがドイツのハルツ山地にあるブロッケン山です。

ハルツ山地には魔女伝説が数多く残っており、その中には魔女が空を飛ぶという内容も伝えられています。

それによると魔女は何かしらの軟膏を身体に塗りたくったあと、ホウキに跨り、煙突から飛び去っていきました。

魔女の軟膏とは?

魔女の軟膏をつくるレシピはいくつか残っています。

その効能を信じて過去にレシピを参考にして学者たちがその空飛ぶ軟膏を作り、女性に使用してみました。

すると、軟膏を塗られた被験者らは気を失ったり、幻覚を見ていたりと実際に宙に舞う事はありませんでした。

彼女達は軟膏に使用された毒性をもった薬草の成分から浮遊感を感じていたり、飛行したという内容の幻覚を見ていたのです。

レシピの材料として紹介されている植物は多数あります。
代表的なものはマンドラゴラ、ヒヨス等が有名です。

魔女の薬草としてよく聞くマンドラゴラは根を掘ると恐ろしい悲鳴をあげると言われてきたナス科の植物です。

この植物が魔女の薬草として選ばれてきたのは毒性ではなく、太く二股に分かれた根が人間の姿に似ているところが大きいです。

けれどもヒヨスは違います。
ヒヨスはアトロビンやスコポラミンという毒性を持っています、これが酩酊感や幻覚症状を引き起こす主因です。

このことから魔女の軟膏とは意識を飛ばすだけで実際に空を飛び回らせる効能を持ち合わせていないことが分かります。

軟膏が魔女伝説に記載されているのは薬草に長じていたことから連想されたのだと考えるのが自然です。

人間が空を飛ぶには魔女の軟膏だけでなく色んなものが不足しているのでしょう。

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